東京都、9日のコロナ新規感染者は1032人 拡大止まらぬ状況に「日本印度化計画」もトレンド入り
東京都福祉保健局が発表した新型コロナウイルス新規感染者数は1032人。前週比153人の大幅増となった。
■9割弱「五輪への思惑が影響」
当初、11日までの「短期集中」という触れ込みで始まった3度目の緊急事態宣言だが、対象地域を含めて全国的な感染拡大がとどまるところを知らず、愛知・福岡の2県も追加して5月末までの延長となった。
この「11日まで」という期間設定は、「17日に予定されていたIOCトーマス・バッハ会長の来日を意識したのではないか」との憶測も多く見られていた。
この点だけにとどまらないが、東京五輪への意識が対コロナの政策決定において誤った影響を及ぼしたのではないかという疑いは根深い。
実際、しらべぇ編集部がツイッターユーザーを対象に実施した調査では、全体の86.5%が「政府の新型コロナ対策には東京五輪開催の思惑が影響したと思う」と回答している。
■「日本印度化計画」がトレンドに
こうした不安な状況を受けてか、SNSでも変化が。9日、ツイッター上では、「東京は2週間後インドになる」や筋肉少女帯の曲名にちなんだ「日本印度化計画」なるハッシュタグもトレンド入りした。
政府の対応も五輪開催も、国民の信頼に応えられていない可能性が高そうだ。
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(文/しらべぇ編集部・タカハシマコト)