男児がエスカレーターで遊び12メートル落下 骨折の惨事に保護者への批判も
危険な遊びが大好きな子供。親の注意も聞かず遊びに夢中になり、事故につながる場合も多い。
ロシアでこのたび、ショッピングモールのエスカレーターにまたがって遊んでいた男児が12メートルの高さから落下し、重傷を負った。イギリスの『Metro』などが報じている。
■男児が12メートル下へ落下
モスクワに近いロシアのトヴェリ州にあるショッピングモールで、ひとりで遊んでいた12歳の男児。エスカレーターのレールにまたがって降りることを楽しんでいたなか、あるとき転落してしまった。
ショッピングモールは吹き抜けの構造になっており、男児は3階からいきなり12メートル下の1階へと落下した。その先に青果売り場の屋台があり、屋根がクッションとなったことで、脚の骨折だけで済んだという。
■レールに服が引っ掛かり…
目撃者によると、男児は「落下した直後から救急隊員に運ばれるまで、ずっと痛みで絶叫していた」といい、治療のため現在も病院に入院中だ。
男児の説明によると、着ていたジャケットの端がレール下部の駆動輪に引っ掛かって吸い込まれ、引っ張られたことでバランスを崩したという。当局は、ショッピングモールおよびエスカレーターに危険な箇所がなかったかなど、詳しく調査中だ。
■保護者が目を離した隙の事故か
男児はショッピングモールへ誰と来ていたのか、事故当時、保護者はどこで何をしていたかなどの詳細は明らかにされておらず、保護者へ非難の声もあがっている。
例えば両親が一緒に買い物に来ていたにもかかわらず、「携帯をいじっていた」「違う場所にいて気づかなかった」などという場合、親はネグレクトを疑われ、子供が施設に一時保護されるケースもある。
■男の子に多い危険
楽しい遊びが大好きな子供たち。特に男の子は勢いで行動し、女の子より鼻血や骨折の回数が多いというから、このたびの事故も「男の子あるある」の危険なケースだった。
幼少期にある程度の冒険をすることも大事だが、危険から命を守るためにも、両親による監視や警告は必要だ。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)