男性が利用中の仮設トイレを大木が直撃 過去には爆発や宙を舞った例も
仮設トイレにまつわるアクシデントは、意外なほど多い。過去には「まさか」という例も…。
仮設トイレで用を足している最中に災難に見舞われるなど、よほどウンが悪いとしか言いようがない。アメリカで、仮設トイレにまつわる恐ろしい事故が発生したことを『CBS Local/Pittsburgh』『WGNO/abc』などが報じている。
■仮設トイレを倒木が直撃
事故は、アメリカ・ペンシルベニア州の南部にあるゲティスバーグ国立軍事公園(Gettysburg National Military Park)で起きた。男性が駐車場にある仮設トイレを利用していたところ、強風により大木がなぎ倒され、1台の車と男性のいる仮設トイレを直撃したのだ。
トイレは歪み扉も開かなくなったため、パークレンジャーが通報。付近のボランティア消防団から、救助隊員が出動した。
■軽傷で済んだのは幸運
救助隊員はチェーンソーを使用し、まずは倒れている木を切って、車や仮設トイレに覆いかぶさった部分を除去。続いてトイレの扉を切断して、男性を救出したという。
30年にわたり各種の救助活動にあたってきたというベテラン隊員は、「あの状況では、男性が重傷を負ったとしても不思議ではなかった。ゲティスバーグ病院に搬送しましたが、軽傷とのことで非常にウンがよかったと思います」と語っている。
■喫煙で爆発した例も
2019年9月にはフロリダ州セントオーガスティンのある建設現場で、仮設トイレがボンという音とともに爆発。大きな炎が上がり、消火後に炭化した女性1人の遺体が発見された。
セントジョンズ郡消防本部は爆発の原因について、トイレの中で女性がタバコに火をつけ、内部に充満しているメタンガスに引火したことが考えられると発表していた。
■突風で宙を舞ったことも
仮説トイレは、突風にも弱い。2018年6月、コロラド州アダムズ郡のコマース・シティという町で、イベントを開催していた会場を突風が急襲。地面に固定されていないものは、すべて突風にさらわれた。
だが人々が最も驚いたのは、仮設トイレ1基が10メートルほど舞い上がったこと。タンク内のモノまで飛び散るという、想像を絶するアクシデントだったという。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)