休業要請の一方で… 変わらぬ「満員電車」にネットでは“諦め”の声も
4都府県に緊急事態宣言が発出も、変わらぬ満員電車にインターネット上では様々な声が。半ば諦めをつぶやくユーザーも…。
東京都、大阪府、京都府、兵庫県に緊急事態宣言が発出されてから初の平日を迎えた26日。
インターネット上では「満員電車」がトレンド入りし、大型商業施設などへは休業要請、飲食店など厳しい制限が設けられている業種がある一方で、不満や不安の声があふれている。
■「出勤者7割減」実感できず
25日から4都府県に緊急事態宣言が発出され、今回は大型商業施設などが要請に従い生活必需品売り場を除いて休業する対応を取っているなど、変異株を抑え込むため、第3波のときよりも厳しい内容となっている。
出勤者7割減の目標に向けて「テレワークの活用」も要請されているが、「通勤する人が減っている」実感はまるでなく、26日朝「満員電車」はYahoo!リアルタイム検索でトレンド1位となった。
■諦めをつぶやくユーザーも
ツイッター上では「ショッピングセンターには休業要請て…満員電車のほうが密だと思うんだけど!」「人の動き止まってねぇんだよなぁ」という不満の声や、体感としては「飲食店ちゃんと感染症対策してるし、はっきり言って満員電車のほうが怖い」と投稿するユーザーも。
大阪や東京では3度目となる緊急事態宣言下において「急事態宣言の朝、いつもと変わらない満員電車」「緊急事態宣言下だけど出勤は満員電車か〜笑」と半ば“諦め”をつぶやくユーザーも多数見受けられた。
■満員電車、6割以上が「不安」
なお、しらべぇ編集部が新型コロナウイルスの感染が拡大して以降の2020年7月に、全国の10代~60代の有職者・アルバイト・学生の男女1,544名を対象に「コロナ禍での通勤・通学」に関する意識調査を行なったところ、全体で62.3%もの人が「満員電車での通勤・通学は不安だ」と回答している。
苦しい状況に追い込まれる業種がある一方で、中には「テレワークこそ、やらない企業に罰則・罰金したほうが良いのではないか」という怒りの声も上がっている。
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(文/しらべぇ編集部・衣笠 あい)
対象:全国10代~60代の有職者・学生・アルバイト1,544名 (有効回答数)