舛添要一氏、自民全敗の衆参3選挙を分析 今後「菅降ろし」が起こると予想

元東京都知事の舛添要一氏が、自民全敗に終わった衆参3選挙を分析。“菅降ろし”を含めた党内政局に発展するとの見方を示した。

2021/04/26 00:40

舛添要一

25日に投開票され、与党自民党の全敗に終わった衆参3選挙。元厚生労働大臣・東京都知事の舛添要一氏が、同選挙の分析と今後の影響を自身のツイッターで述べた。


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■自民党が3戦全敗

今回行われたのは、衆議院北海道2区・参議院長野選挙区の補欠選挙と、参議院広島選挙区の再選挙。

北海道は大臣室で現金500万円のわいろを受け取って辞任した吉川貴盛元農水相の議員辞職に伴う選挙、広島は大規模な買収による選挙違反事件で有罪判決を受けた河井案里前議員の“当選無効”によるやり直し選挙で、菅政権になってから初の国政選挙だった。

北海道に関しては候補者すら擁立できず、選挙前から自民党の不戦敗が確定。残り2選挙も事前の情勢調査から逆風が伝えられており、実際にこの厳しい世論を反映する結果となった。

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■政権全体のダメージと分析

これを受け、舛添氏はよる10時すぎにツイッターを更新し、今回の3選挙について言及。「自民党3敗。河井夫妻問題もあるが、コロナ対策の失敗も有権者の政権批判を強めたのだろう」と、政権全体に対しての批判票が流れたとの見方を示す。

さらに、同ツイート内では「菅政権の先行きは不透明さが増す。もうワクチンしか救いの道はないが、今後二階采配で菅降ろしもありうる」とも。「五輪中止よりもこちらが緊迫」と、自民党内の政局が一気に動き出す可能性に言及した。


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■音声配信でも同様のコメント

また、舛添氏は音声配信サービスでも、今回の選挙における感想や影響をコメント。自身の肉声にて、ツイートと同様の分析を述べている。

その中で、舛添氏は「ちょっとこれは菅政権に対する批判が強い」「これじゃ駄目だなぁってことで、党内で菅降ろしが起こる可能性があると思ってます」と分析。任期の問題で半年以内に確実に行われる解散総選挙を見据えた動きが、自民党内で活発化すると指摘したのだった。

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(文/しらべぇ編集部・玉山諒太

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