新型コロナ死の母親に霊柩車が使えず 遺体を台車で運んだ男性と自治体が衝突
家族を亡くし、「すぐに火葬を」と考えた男性。しかし想定外の出来事があり、自力で遺体を運ぶことに…。
■自治体の主張
台車に遺体を乗せ移動する息子らの動画がインターネットで話題になるなり、自治組織も反論を開始。
「そもそも霊柩車は調子が悪く、動かせる状態ではなかった」「それに村人への感染を予防するため、あの火葬場ではコロナで亡くなった人の火葬は許可していない」と釈明した。
息子はこれに反発し、「嘘だ」「年長者らの説得に応じる形で、結局は火葬場の鍵をこちらに渡したのですから…」とコメント。母親が寝込んだ後の様子についても振り返り、「十分な治療はしてもらえませんでした」と怒りをあらわにした。
■新型コロナウイルスが怖い人は…
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,880名を対象に調査した結果、全体の79.2%が「新型コロナウイルスが怖い」と回答した。
感染への恐怖心が、心無い差別につながっているケースも確かにある。葬儀についてもパンデミック発生後に多くの変化があり、日本ではオンライン葬儀やリモート参列、収束後に改めて葬儀を行うとし延期する後日葬も注目されている。
悲しみに暮れる遺族がさらに苦しむことにならないよう、葬儀場では様々な工夫がなされているのだ。人の目にさらされながら母親の遺体を自力で運び、心に傷を負った息子。その心が少しでもはやく癒えるよう、願うばかりだ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
対象:全国10代~60代の男女1,880名(有効回答数)