その辛さ…最強超えて最恐 老舗インドカレー店の「激辛カレー」のこだわりに驚き
栃木県のインドカレー専門店『カリーハウスピリピリ』にはゾッとする名前の辛さレベルがあるらしく…
■口に入れた瞬間、衝撃
袋を湯煎し、米を盛った皿にカレーを流し込むとスパイシーな香りが漂い、食欲を刺激する。「アダルト」に比べ「マーダー」は赤々しく、見た目からして辛そうだ。
まずは「アダルト」を一口食べると…いい意味のマトンの風味とピリッとしたスパイスの味わい、玉ねぎの甘みが口の中に広がり、うんまい!! 所々に入っているマトンに臭みはなく、むしろ旨味であふれており、ガンガンと食べ進めたくなる味わいだ。
そして、次に気になる「マーダー」を食べると…うまっ、あっ辛い!! 先ほどとは異なり唐辛子の風味や独特の苦味が前面に出ており、「辛いもの好き」が好きであろう味わいに。一口食べた時点で、じわっと汗が出てくる。
しかし、辛いもの好きだと美味しく食べられるであろうレベルであり、記者も美味しく完食することができた。ちなみに辛いもの好きの端くれである記者は「マーダー」派であった。
■「マーダー」の理由は…
なお、辛さのレベルを「マーダー」という斬新な名前にした理由が気になり、『ピリピリ』に尋ねたところ快く回答してくれた。
担当者によると「『マーダー』(=殺人者)と名付けたのは、作り手が優しい気持ちを持って作ると最強の辛さが作れないので、『よし! 死んでみろ!』と自身に気合を入れるためつけました」とまさかの自身を奮い立たせるためであったという。
また、同店の公式サイトには「『まだまだ辛さが足りない…』というお客様はご遠慮なくお申し付け下さい」との記載があり、どのレベルまで辛くしてくれるのか聞いたところ「マーダーの倍くらいでしょうか? カレーの味を損なわないための限界の辛さでご提供しております」とのこと。
「マーダー」というネーミングセンスもさることながら、辛いもの好きの要望に応えつつも「しっかりと味を楽しんでもらいたい」という店のこだわりには感服だ。
【カリーハウスピリピリ】
住所:栃木県真岡市並木町3-30−1
電話:0285-84-5912
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(取材・文/しらべぇ編集部・ステさん)