選管に当選無効を言い渡された戸田市議・スーパークレイジー君が反撃 「最後まで徹底抗戦する」
都知事選で話題を集め、埼玉県・戸田市議選でまさかの当選を果たしたスーパークレイジー君。選管が当選無効の決定を下したが。
今年1月31日に投開票だった埼玉県戸田市議選で初当選したスーパークレイジー君(本名・西本誠)氏は13日、市選挙管理委員会が出した当選無効の決定を不服として、県選管に審査を申し立てた。 経緯を振り返ろう。
■都知事選に「売名」で出馬
スーパークレージー君を有名にしたのは、昨年の東京都知事選だ。「親はヤクザ、少年院に5年、逮捕歴8回の自分が国政に行った方が東大出身の政治家より政治を身近に感じられると思う」という理由があったが、主に「売名」という理由から都知事選に出馬した。
同氏は「スーパークレージー君」名義で歌手活動を続けていたため、その名で選挙に出ようとしたが選挙管理委員会が拒否。そのため、氏の名前を冠した政治団体・公認で西本誠の名前で出馬した。
■特攻服ダンスで話題
筆者も選挙戦の模様を当時取材したが金髪に特攻服の出で立ちで、持ち歌「てんてん虫」を歌い踊るというパフォーマンスを展開。一方で思いが熱くたぎったのか、長演説もしばしば行う。異色の経歴と派手なパフォーマンスが東京のみならず全国で話題となった。
友人や親戚が住んでいる埼玉県戸田市は親戚や友人が住んでいることから縁があり、都知事選翌年に市議会議員選挙があることを知り、出馬するべく昨年9月末に同市に転居した。氏の黒歴史ゆえに、本人名義で家を借りることができず、友人と同居することになった。