スタバのトイレで出産する客を助けた元バリスタ 成長した少年と18年ぶりに再会
駆け込んだトイレで産気づき、絶叫した女性。そのそばに寄り添い出産を見守った元スタッフが、大きくなった少年と対面した。
■成長した少年に悲劇
母子のその後が気になったバロンさんは、「消息を知りたい」という気持ちが抑えられなくなった。
そこで数年前にインターネットで調べてみたところ、女性はすでに亡くなっていたことが明らかに。ジョナサンくんと名付けられた赤ちゃんは18歳になっていたが、父親にも死なれており、クラウドファンディングサービスで寄付金を募るほど、生活に困っていたという。
バロンさんはさっそく寄付金を送り、ジョナサンくんのSNSアカウントを見つけてメッセージを送信。返信があったことから連絡を取り合うようになり、「ぜひ会おうじゃないか」という流れになった。
■スターバックスで再会
ようやくジョナサンくんと再会したバロンさんは、立派な成長ぶりに目を細めた。ふたりはジョナサンくんが生まれたスターバックスでおしゃべりを楽しみ、「これからも連絡を取り合おう」と約束して別れたという。
ジョナサンくんはメディアの取材に応じ、「母から聞いていなかったことまで知ることができました」と嬉しそうにコメント。
バロンさんも「まさに忘れられない出来事です」とジョナサンくんの誕生を振り返り、「ようやく再会できました」「新しい友達ができた気分です」と喜びを明かした。
両親を亡くしてしまったジョナサンくんだが、生まれる瞬間にそばにいてくれたバロンさんは、今も彼をあたたかく見守っている。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)