スタバのトイレで出産する客を助けた元バリスタ 成長した少年と18年ぶりに再会
駆け込んだトイレで産気づき、絶叫した女性。そのそばに寄り添い出産を見守った元スタッフが、大きくなった少年と対面した。
トイレで産気づいた女性に救いの手を差し伸べ、出産に立ち会ったスターバックスの元スタッフ。それから何年も経過し、ある感動の再会をしたことを、アメリカの『Today』などが報じた。
■いきなり店内に響いた叫び声
2002年のこと。アメリカ・イリノイ州のスターバックスでバリスタとして勤務していたグリフィン・バロンさん(当時21)は、トイレから女性の絶叫が聞こえてひどく驚いた。
「お客様がトイレの鍵をかけ、そのまま出られなくなっているのかもしれない」。そう考えトイレに急いだバロンさんは、産気づき苦しんでいる女性を発見。ちょうど居合わせた客と力を合わせ、助けが来るまで女性に付き添うことにした。
■女性客がトイレで出産
バロンさんは、必死に痛みに耐えている女性のためにできる限りのことをしたいと思い、温めたタオルをせっせと運ぶなどした。すると分娩は一気に進み、「赤ちゃんの頭が出てきた」と気づいた直後に、元気な産声があがったという。
女性と赤ちゃんは、ようやく病院へ。赤ちゃんの誕生を見守ったバロンさんにとっても、とても喜ばしい1日になったようだ。