『スッキリ』トイレに消毒液を置くならココ 専門医の解説に驚く声
日本感染症学会・指導医の水野泰孝医師が解説した「トイレの中でアルコール消毒液を置くべき場所」に、スタジオでも驚く声が
12日放送の『スッキリ』(日本テレビ系)に、日本感染症学会・指導医の水野泰孝医師が出演。感染症の専門家が、直接現場で感染対策を指導することの重要性を訴えた。
水野医師が指摘した「トイレ内に消毒液を設置するとしたら、どこに置くのが効果的か」という問題では、スタジオからも驚く声が。
■専門家の現場確認・指導が重要
番組内では、水野医師が高層ビル内にあるマネジメントスクールを視察した際のVTRを放送。
事業者の中には「『やってる感』みたいなもので満足されている方も多い」そうで、水野医師は専門家が現場を視察して感染症対策について直接指導できるよう、自治体による体制づくりが必要であると訴えた。
■トイレに消毒液を置くなら「個室の中」
また、「トイレに消毒液を置くなら、どこに置くのが効果的か」という問題について、番組MCの加藤浩次は「入り口に置けばいいんじゃないの?」と回答。しかし、水野医師によると「トイレの個室の中に置く」ことが効果的だという。
「新型コロナウイルスは糞便の中に排出されることがわかってきている」ため、「用を足した後の汚れた手でドアノブを触ることによって、ドアノブに病原体が付着する可能性がある」とのこと。
「流水と石けんで手洗いをしっかりすれば、トイレから出るときには手は綺麗になっている」が、手洗い場が自動ではなく蛇口をひねるようなタイプの場合は「出入り口にも消毒液があると良い」という。