旅客機の機長が上空で股間を露わに 目的不明のまま公然わいせつで起訴へ
コックピットで公然わいせつ行為が確認され、パイロットが起訴された。よくある飲酒問題ばかりではない…?
憧れる人の多いパイロットという職業。肩章や袖のラインとボタンはゴールドに輝き、大勢のクルーを引き連れ空港内を颯爽と歩く姿には惚れ惚れとするものがある。そのパイロットの1人が、上空でとんでもない行動に出て起訴されたことを、『CBS News』『ABC News』ほかが報じた。
■上空を飛行中の旅客機で…
事件が起きたのは、昨年8月10日。アメリカ・ペンシルベニア州フィラデルフィアからフロリダ州オーランドに向け、メリーランド州上空を飛行中だったサウスウエスト航空(本拠地はテキサス州ダラス)の旅客機でのことだった。
また事件現場は、なんとコックピット。パイロット1名に公然わいせつの行為があった疑いで、アメリカ連邦航空局(FAA)が調査を続けてきたという。
■露出狂だった機長
調査の対象となっていたのは、すでにサウスウエスト航空を辞職しているマイケル・ハーク容疑者。機長として同機に乗務したとき、コックピットでいきなり股間を露わにしたことを、別の乗務員が報告していた。
FAAは今月2日、この元パイロットの男を公然わいせつ容疑で正式に起訴したことを発表。裁判はメリーランド州の連邦地方裁判所で行われるとしている。
■乗客に目撃者なし
何の目的で股間を露わにしたのか、誰に見せたのかなど、これから様々な点が明らかにされる。乗客に目撃者がいないことは、不幸中の幸いだという。
サウスウエスト航空はこの件に関し、広報担当者がコメントを発表。「私どもはFAAの調査に全面的に協力してきました。ハーク氏は騒動が表沙汰になる前に、自らパイロットを辞職しました」などと述べている。
■海外では成りすまし事件も
パイロットに関する芳しくないニュースについては、飲酒のほか、海外では成りすましが度々報じられていることをご存じだろうか。
2012年、映画『キャッチ・ミー・イフ・ユー・キャン』に触発されたイタリアの男がIDと制服を偽造し、旅客機のコックピットに侵入。航空機関士を装い、ドイツのミュンヘンからイタリアのトリノまで“乗務”して逮捕された。
さらに驚くのはパキスタンだ。昨年6月、フラッグキャリアでもあるパキスタン航空に所属するパイロット434人のうち、約150人が正規のパイロット免許を取得していないことが発覚。国内外からの信用を著しく落としたと報じられた。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)