強盗被害のレストラン店主が犯人宛にSNS投稿 人情味あふれる言葉に称賛相次ぐ
人との関わりが希薄になっている昨今。しかし世の中には、あっと驚くコミュニケーションを試みる人もいる。
大事なレストランの窓を破られ、少額ではあるがお金まで盗られた男性。しかし「よほどの事情があったに違いない」と考え理解を示していることを、『New York Post』など海外メディアが報じている。
■強盗被害をSNSで公開
アメリカ・ジョージア州でレストランを経営する男性が、ある早朝に強盗事件の被害に遭ってしまった。強盗は窓ガラスを叩き割り、レストラン内部に侵入。レジから小銭を奪うなり、出ていったとみられる。その様子は店内の監視カメラがとらえていた。
映像を確認したオーナーは、粉々に割れたガラス、また顔は確認不可能ながらも強盗犯の写真をFacebookにアップ。そこに意外な文章を添えた。
■「うちに来ないか」とオーナー
「人生に関わる決断や経済的な問題を抱えて強盗になろうとした君…店に来なさい。そして求職するといいよ」と書き込んだこのオーナー。「警察は呼ばないし、なにかを尋ねる気もないんだ」「僕たちがどうやって君を助け更生に導けるか、一緒に話し合おうじゃないか」と優しい言葉も添えた。
さらにオーナーは、犯人が連絡できるよう自分の電話番号まで書き込んでいる。この投稿は、フォロワーをおおいに驚かせた。