米バーガーキングのドライブスルーで「待たせるな!」 女が店に腕を突っ込む暴挙
この事件で、店員に犠牲者が出なかったのは奇跡。不幸中の幸いと言わざるを得ない。
アメリカのあるバーガーキングで、あまりにも短気な女による発砲事件が起きた。銃社会の恐ろしさと女の暴挙について、『NEW YORK POST』などが報じている。
■「こんなに待たせやがって」
先月30日、アメリカ・テネシー州のメンフィスで、バーガーキングのドライブスルーを利用したせっかちな女が、「こんなに待たせやがって!」と従業員に向かって激怒した。
警察によると、最初は謝罪していた従業員も女の暴力的な言葉にあきれ、我慢の限界を超え口論に発展してしまったという。
■拳銃を手に取った女
怒り心頭の女は車中に隠してあった拳銃を手に取ると車から降り、ドライブスルーの窓から店内に顔と腕を突っ込んだ。従業員は身の危険を感じ、裏口から逃げたため全員無事だったが、女はなんと複数回発砲。その後、同乗していた男が運転する車で逃走した。
メンフィス警察は、防犯カメラが捉えた映像を今月2日にFacebookで公開。1,000ドル(日本円で約11万円)の報奨金を提示し、市民に情報提供の協力を呼び掛けている。
■多発する発砲事件
銃社会のアメリカでは、2019年には全米で300件以上の発砲事件が発生。毎年1万人以上の人が事件およびその巻き添え、自殺、誤射、暴発などにより命を落としている。
銃の廃止を訴えるのは簡単だが、アメリカ国内に銃はすでに3億丁も存在するといわれている。使う気はないと言う人でも、「銃は安全な生活のための保険」「手放して非力、無防備の状態になるのは怖い」などと語っているのだ。
何の罪もない人々が犠牲になる発砲事件がたびたび起きているにもかかわらず、市民からは「銃規制の問題は永遠に解決しないだろう」との落胆の声があがっている。
■人の気質は様々
しらべぇ編集部が全国10代~60代の男女1,789名を対象に実施した調査では、「せっかちな人と一緒にいると疲れる」と回答した人は全体の57.7%だった。
貧乏ゆすりが激しくなるなど、「待つ」ということに苛立ちをむき出しにする人がたまにいる。たとえばディズニーランドでの混雑時は2~3時間待ちだが、一緒に行ったメンバーが我慢できずイライラしてしまうと、雰囲気はかなり悪くなる。
逆に、そんなときにも楽しく過ごせて、懐の深さや落ち着きが感じられる人は、一緒にいて安心感がある。長い待ち時間、これは恋人や結婚相手を見極める格好の手段でもあるかもしれない。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)
対象:全国10代~60代の男女1,789名(有効回答数)