チコちゃんが「名刺の由来」を解説 歴史の深さに驚きの声も
『チコちゃんに叱られる』で名刺がなぜ『名を刺す』なのか解説。古来から伝わる由緒ある文化だった。
■「刺」=「書く」
3世紀ごろの中国の墓からも発掘されており、木の板には名前・本拠地・挨拶文が書かれていたという。そんな木の板を何枚か持ち歩き、人と会ったときに渡すという習慣が既にあった。
そして、古代中国では「刺」には「書く」「書かれたもの」という意味があり、中国の辞典である「釈名」には「刺」という字に書くという意味が当てられる。
■江戸時代に到来
つまり、「名前を書いたもの」ということで「名刺」と呼ばれ、紙の製法が10世紀頃に確立去れるとともに名刺も木から紙へ変化。江戸時代に日本に伝わった。
伝わってきた名刺文化は幕末になる頃には活発になり、明治時代には名刺交換文化が日本中に広まった。
■驚きの声相次ぐ
中国では古来から名刺が存在していたという事実に「名刺ってそんな古くからあるんだ…もっと最近かと思ってた」「日本でも幕末なのかぁめっちゃ歴史ある」と驚きの声が多く寄せられた。
木から紙と長い歴史を紡いできた名刺だが、現在ではスマホを使って保存する手法も増えてきた。今後も名刺大国日本ではその文化を発展させていくことだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Aomi)