赤ちゃんを代理出産するもコロナ禍に 両親に代わり養育を続ける女性が話題に
代理出産後、すぐに赤ちゃんを実の両親に戻すはずだった女性。パンデミックの発生で、予定が狂ってしまった。
事情があり赤ちゃんを産めない女性に代わり、妊娠・出産を引き受けた代理母。しかし産後約1年も赤ちゃんを育てていることを、『Good Morning America』などが報じている。
■代理出産を終えた女性
米国・アイダホ州で暮らす女性(25)には、夫と小さな息子がいる。しかし中国で暮らす夫婦が代理母を探していると知り、妊娠・出産を引き受けることを決意。女性の仕事は赤ちゃんをお腹で育て出産することで、それが済みしだい赤ちゃんは実の両親に引き渡す予定だった。
お腹に宿った赤ちゃんは順調に育ち、昨年春に誕生。大仕事を終えた女性だが、思いもよらぬ現実に直面した。
■コロナ禍で狂った予定
新型コロナウイルスの感染拡大が極めて深刻になったせいで、中国で暮らす両親に赤ちゃんを引き渡すことが不可能な状態に。実の両親もこれにはひどく困り果て、出産を終えた女性に「私どもの渡米が可能になる日まで、そちらで世話をしてくれませんか」と懇願するしかなかった。
女性はこれを快諾。夫の協力も得ながらせっせと世話をする生活を始めたが、そのような暮らしが始まって、間もなく1年が経過するという。