相場の2倍以上という強気な「高級のり弁」 買って大正解の代物だった
靖国神社と皇居のちょうど中間に、高級のり弁専門店がある。「庶民の味」は高級化に耐えられるのか…?
弁当店の定番メニュー「のり弁」。安くて具沢山が代名詞であるこの弁当は、いつの時代も庶民の味方である。
そんなこれまでのイメージを覆す「高級のり弁」専門店が、東京・九段下に存在している。
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■場所は靖国神社の向かい
昨年7月にオープンしたのり弁専門店「いちのや 靖国通り本店」は、靖国神社の向かいという好立地にある。記者がコミック「ポプテピピック」で破壊されたはずだった竹書房の転居先に移動している際、偶然見つけた。
品書きはスタンダードな「海苔弁」(税抜1,000円)、二段重ねの豪華弁当「お花見重 春爛漫 桜踊」(税抜2,200円)の2種のみで、後者はすでに売り切れていたもよう。というか、高級のり弁にだけフォーカスしていたので、もう一種の調査をうっかり忘れてしまった。
■おかずがすげぇよ…
さて、普通「のり弁」といえば400円くらいが相場だ。醤油おかかで味付けされたご飯の上に大きなのり、おかずはちくわの磯辺揚げ、白身魚のフライ、さらに漬物などが乗っている。
そのイメージ通り、いちのやの「海苔弁」も同様のおかずが並んでいるが、おかずの量が多く、具材もラージサイズとあり、メインののり部分が一切露出していない。おかずを無理やりどかすと、漆黒ののりゾーン。そうそう、こうじゃなくっちゃ。