疫病除けには「マンボウ」が効く? 謎に満ちた木版画が再び話題に

和歌山市立博物館で展示されている「疫病除けマンボウ」が話題に。なぜマンボウ?

■昔の人の「疫病除け」祈願を紹介

「疫病除けマンボウ」の展示を始めたのは、新型コロナウイルスの第2波が来た昨年8月1日。

謎に包まれた「疫病除けマンボウ」の展示に踏み切った理由について、和歌山市立博物館の担当者は「当館には民俗コーナーがあり、病気平癒や子供の成長を祈願した昔の絵馬や人形が展示されています。昨年コロナウイルスが流行する中で、昔の人が疫病除けをどのように祈願したのかを紹介するべく展示しました」と話す。

その後9月30日で展示を引き下げていたが、感染再拡大を受けて12月3日から再展示を開始。3月21日に収蔵していたものの、「見たい」という多くの希望が寄せられたため、4月4日から再度展示を開始している。

マンボウ目当てに来場する人もいたそうで、「『疫病除けマンボウ』は疫病に罹らないことを祈るものです。ご来館される方はくれぐれも来館途中や館内での感染対策をお願いいたします」と呼びかける。


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■2つの「まんぼう」

SNS上では、豊作や疫病などを予言したといわれる妖怪・アマビエとのコラボや、グッズ化を希望する声が上がっているが「今のところ未定」とのこと。

担当者も「少し驚いた」という、まん延防止等重点措置=まん防のネーミング。どちらも決してふざけたものではなく、疫病に罹らないよう、そしてこれ以上感染拡大しないよう真剣に願うものだ。

第4波の始まりが近いと言われる今、2つの「まんぼう」の力を信じたい。

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(取材・文/しらべぇ編集部・たつき あつこ

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