疫病除けには「マンボウ」が効く? 謎に満ちた木版画が再び話題に
和歌山市立博物館で展示されている「疫病除けマンボウ」が話題に。なぜマンボウ?
今年2月に成立した、まん延防止等重点措置。社会・経済への影響をもたらす感染拡大を防ぐ措置のことであり、5日から大阪、兵庫、宮城の1府2県で適用が開始された。
正式名称が長いため「まん防」と省略されることも多いが、西村康稔担当大臣が「ちょっとふざけたような雰囲気もある」と発言するなど、略語の行方も話題になっている。
そんな中、SNSで話題になっているのが「まん防」…ではなく「マンボウ」だ。
■話題のマンボウは博物館に
話題の「マンボウ」がいるのは、和歌山市立博物館。郷土和歌山の歴史・文化遺産に関する市民の理解と認識を深め、教育・文化の発展に寄与することを目的として昭和60年11月に開設された歴史ある博物館だ。
この博物館の中に「疫病」に効果があるマンボウがいるのだとか。
■謎の「疫病除けマンボウ」
それがこの「疫病除けマンボウの図」。「疫病除ケ」の文字とともに、本物のマンボウが堂々と描かれている。マンボウって漢字で「満方」と書くのか…。
19世紀に疫病除けとして刷られたものと見られているが、正確な制作時期も作者も不明。そもそもなぜマンボウが疫病除けなのかもわからないという。