生後7ヶ月と3歳の我が子を同乗させ高速レース出場 血の気の多い父親を逮捕
事故を起こせば即死覚悟という大変危険なレース。家族を乗せ参加した父親に非難の声が止まらない。
アメリカのテキサス州で、ドラッグレースに参加した男が驚きの容疑で逮捕された。愛すべき大切な人々の命を何だと思っているのか、あまりにも愚かだと、現地メディアの『Click2Houston.com』や『FOX8』などが報じている。
■高速レースに幼児を乗せ出場
アメリカ・テキサス州ハリス郡で3月27日夕方、州道環状8号線のウェストレイク・パーク付近で行われた「ドラッグレース」に出場し、猛スピードで400m強を駆け抜けたドライバーが逮捕された。
そのドライバーとは、アタスコチータ在住のケビン・キンタローズ容疑者。同容疑者は、車の助手席に交際中の女性を乗せ、後部座席にはなんと3歳と生後7ヶ月の幼い子供二人を乗せていたのだ。
■罪を重ねた容疑者
アメリカが発祥のドラッグレース(日本ではゼロヨンレースとも)は、2台の車が公道に並び、猛スピードで4分の1マイル(402m)の距離を競走する。もちろん違法行為だ。
さらに、キンタローズ容疑者は家族を乗せてドラッグレースに参加していた。子供たちの命を危険にさらした罪は極めて重いとして正式に起訴され、ハリス郡刑務所に収容された。保釈保証金は2,100ドル(日本円にして23万円強)に設定されたという。
■ドラッグレースとは?
ドラッグレースの「ドラッグ」は、「薬」を表す“drug”ではなく、「引っ張る」という意味の“drag”だ。静止状態から2台のスポーツカーが急加速し、凄まじい速さでゴールする様子は何かに引っ張られているかのように見えるとして、その名が付いた。
モータースポーツとしては、プロのレーサーが最高のスポーツカーを操り、時速540kmの猛スピードで402mの距離を、わずか3~4秒で駆け抜けたと報じられたこともある。万が一、事故が起きた場合には即死も覚悟か疑問が残る。
■若い頃は血の気が多かった人は?
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,789名を対象に調査したところ、「若い頃は血の気が多かった」と答えた人は全体の42.3%。男性は20代、30代までの失敗を後悔しているのか、40代あたりから急激にその割合が増えるようだ。
競争や闘争の心は、男性の本能だ。多くの幼い男の子がアニメなどのヒーローに憧れ、キックやパンチで悪者を倒す姿を応援。やがてプロレスやボクシングが好きになり、自身の内面にも強さや負けず嫌いの気持ちが育っていく。だが「血の気の多さ」はまた別物だ。
キンタローズ容疑者のように、度が過ぎた違法行為で幼い子供たちの命を危険にさらすようでは、もはや重症といえる。精神面の異常を問われることにもなるだろう。
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(文/しらべぇ編集部・桜田 ルイ)
対象:全国10代~60代の男女1,789名(有効回答数)