「学生食堂半額・学食無料券配布」などの昼食支援が話題 大学にその狙いを聞いた
「健康で学びをあきらめない人材を、社会に送り出したい」という大学側の想いを聞いた
2021/04/03 12:00
■学食メニューを半額提供
さらに多摩美術大学(東京都世田谷区)でも、学生支援のために7月21日(前期終了)まで、学生食堂のメニューを半額で提供する。利用回数等の制限はなく、大学は「健康で学びをあきらめない有為の人材を送り出す、社会的責任を果たしたい」としている。
学生約4,700人が都内に2つあるキャンパスに在籍しているが、昨年は6月下旬から段階的に感染症専門医である学校医の指導のもと、専門学科の実技、演習授業は感染症対策を徹底し面接指導で実施。
共通教育科目に関しては、時間にとらわれず受講できるオンデマンド型を中心に開講した。今年度は専門科目の実技、演習科目は開講時限により学年を分散し、面接指導を原則とする予定だ。
■具体的な困窮学生支援策
また、学生に対するアルバイト支援策として、大学内の各部署での業務に従事することにより、奨学金を支給する「ワークスタディ奨学生」の募集人員枠を例年の25名から35名に拡大。
家計が困窮し、さらに新規のアルバイト探しも困難な学生に対しては、年間授業料を20万円減免する制度を今年度も引き続き実施するという。
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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)