三角関係もつれて元カレが今カレを刺殺 18歳少女がショックで心臓発作死
ある大学のキャンパス内で起きた、刃物による殺人事件。三角関係のもつれが原因だった。
ロシアのノボシビルスク州で、ある大学を舞台に殺人事件が起きた。三角関係のもつれが原因だった。その結末が、さらに悲劇的なものとなったことを、ロシアの『コムソモリスカヤ・プラウダ』紙や英国の『The Sun』などが報じている。
■3ヶ月前に元カレと破局
ロシアのノボシビルスク州立工科大学で先月、男子学生が殺される事件が起きた。死亡したのは大学院に通うデニス・ミラー(22)さん。同じクラスのデニス・グバレフ容疑者(26)に腹部を刺されたことによる失血死だった。
この2人はソフィア・Kさんという18歳の女子学生をめぐる恋のライバルで、ソフィアさんは3ヶ月前にグバレフ容疑者と破局。ミラーさんと交際し始めたことを知られて、事件が起きた。
■血の海と化した現場
グバレフ容疑者はキャンパスの一角でカップルを急襲。ミラーさんはソフィアさんをかばいながら繰り返し刺され、大量出血のなか救急車の到着を待った。
だが、懸命の蘇生処置にも反応せずミラーさんは死亡。グバレフ容疑者はその場で周囲の人たちにより取り押さえられ、身柄は警察に引き渡された。裁判で有罪判決が下った場合、最大で懲役15年の実刑判決が言い渡されるのではないかとみられている。
■自殺の疑いは否定
自分をめぐる三角関係のもつれが原因で、大好きな今彼が暴力的な元カレに腹部を刺されて亡くなったことに、ソフィアさんはひどく心を痛めた。そして事件からわずか数週間後、なんと彼女も突然あの世に旅立ってしまった。
アパートの自室で遺体となって発見されたソフィアさんについて、警察は「遺書などは発見されず、自殺の疑いは否定された。急性ストレスによる心不全と考えられる」と発表している。
■夫に先立たれたとき、妻は…?
しらべぇ編集部では全国20〜60代の既婚男性402名を対象に、「自分がいなくなったら妻はどうなると思う?」という調査を実施した。「生きていける/生きていけない/わからない」という選択肢に対し、回答は「生きていける」が最多で48.0%。それに「生きていけない」が28.9%で続いた。
生命保険、遺族年金、不動産などを計算することのない若い恋人同士では、もっと純粋に「あなたがいなければ…」という気持ちにもなるのだろう。ミラーさん、ソフィアさんの遺族は共に「ふたりは真に愛し合っていました」と語り、涙に暮れている。
・合わせて読みたい→交際間もないシングルマザーを殺害した男 12歳娘への暴行目的で接近した疑いも
(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国20代~60代の既婚男性402名 (有効回答数)