DeNA、開幕3連戦「未勝利」も打撃陣に光明 注目は人的補償入りの田中
横浜DeNA、三浦大輔監督の初勝利を待ち望むファンは多いことだろう。
2021/03/29 17:15
26日に開幕したプロ野球。横浜DeNAベイスターズは、敵地東京ドームで読売ジャイアンツとの3連戦となったが、2敗1分けで三浦大輔監督の初勝利は持ち越された。
■開幕戦は田中内野手が大暴れ
開幕戦に投げた濱口遥大投手は3回6失点(自責5点)、2戦目の京山将弥投手は4回4失点(自責3点)といい流れ作れず。3戦目の平良拳太郎投手は5回まで一人のランナーも出さない投球をみせるが、6回途中に負傷交代するアクシデントに見舞われ試合は引き分けに終わるなど、投手陣にとっては苦しい3連戦になってしまった。
その一方で、昨季の首位打者・佐野恵太外野手は2戦目に今季初本塁打を記録、宮崎敏郎内野手は打率4割1分7厘とチームを引っ張る活躍だ。
一番のサプライズは、巨人にFA移籍した梶谷隆幸外野手の人的補償で加入した田中俊太内野手だ。開幕戦は「7番・二塁」でスタメン出場し、3安打6打点と古巣相手に強烈な“恩返し”。DeNAの長年の課題とされていた二遊間の穴を埋める存在と期待されている。
■外国人選手はすでに来日
チームへの合流が遅れていた外国人選手だが、タイラー・オースティン外野手、ネフタリ・ソト内野手、マイケル・ピープルズ投手、ケビン・シャッケルフォード投手、レミー・コルデロ投手、スターリン・コルデロ投手が27日に来日。中継ぎの核を担うエドウィン・エスコバー投手は近日中に来日する見込み。
また、フェルナンド・ロメロ投手は、成田空港で実施したPCR検査で無症状ながら陽性反応があり、検疫所指定の施設で隔離されている。
■まずは今季初勝利を…
2年連続本塁打王(18、19年)のソト内野手や、昨季65試合の出場ながら20本塁打を放ったオースティン外野手らがチームに合流となれば大幅な戦力アップとなるが、2週間の隔離期間を経るためしばらくは日本人選手のみでシーズンを戦うことになる。
まずは、明日からの本拠地3連戦(対東京ヤクルトスワローズ戦)で初勝利を目指す。勝利したときSNSに投稿される「横浜優勝」というワードを待ち望むファンも多いことだろう。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)