10代少年がたまたま遊んだ廃工場で落下死 突然の別れに遺族は悲嘆
いつもは行くはずもなかった場所で、少年にアクシデントが発生。死が近いことにも気づかぬまま、旅立ってしまった。
外出が嫌いなため自宅で過ごす時間の長かった少年が、仲間たちといっしょに古びた工場へ。そこで起きた事故が原因で死亡したことを、『Metro』などが伝えている。
■ボロボロの廃工場へ…
英国のウェスト・ミッドランズで暮らしていた14歳の少年は、普段は友達とオンラインで遊ぶことが多かった。しかしある日、数名の友達と一緒にコベントリーの廃工場を訪れたという。
この工場は、利用されなくなりすでに数年が経過。もともと頑丈な造りではないこともあり「危険:立ち入り禁止」とスプレー塗料で書かれていたが、少年らは気にすることなく工場の屋根によじ登り、遊んでいたようだ。
■いきなりの事故発生
しかしある瞬間、少年が足を置いた部分にぽっかりと穴があき、少年はそのまま工場の内部に落下。通報を受けて駆けつけた救急隊がすぐに病院に搬送したが致命傷を負っており、少年はその後しばらくして息を引き取った。
工場の近くで暮らすある人物はメディアの取材に応じ、「無断で侵入して屋根によじ登ったんだろう」「あれは、重さに耐えられる屋根じゃなかったのにね」とコメント。「以前にも勝手に立ち入った人がいるはずだ」とも言い、危険な場所だと認知されていなかった可能性を示唆した。