桜満開の中目黒は異常な大混雑 ソーシャルディスタンスゼロで感染再爆発は不可避か
桜が満開となって初めての週末を迎えた東京。花見の名所・目黒川沿いは凄まじい混雑ぶりとなっている。
14日に開花し、22日に気象庁が満開を発表した東京の桜。新型コロナウイルスの感染拡大が始まってから2度目の「花見シーズン」を迎えている。
自治体などでは、密を避ける「ニューノーマル花見」の実施を呼びかけているが、一筋縄ではいかないようだ。
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■目黒川は「宴会禁止」
東急線の中目黒駅にも程近い目黒川沿いは、桜並木が続き、都内屈指の花見の名所として知られる。今年は、「座り込んでの宴会」は禁止されており、沿道のスペースは立入禁止テープで厳重に封鎖されている。
また、花見の期間のみ川沿いの道が「歩行者のみ一方通行」とされ、密を避けるための工夫がされているはずだった。
■恐怖を感じるほどの大混雑
しかし、座り込んで宴会する人たちこそいないが、一斉に人々が桜を見に訪れると結果的には大混雑にならざるを得ない。
ほとんどの人が鼻までマスクを着用しているものの、「2メートルのソーシャルディスタンス」はほぼ取れておらず、肩と肩がぶつかり合いながら歩くような状態だ。街頭には多くの警備員が立ち、「立ち止まらないこと」「撮影が終わったらすぐまた動くこと」を訴える姿も。