今年のエアコンは例年以上に汚い? 冬じまいでやるべき掃除のポイント
春らしい気候が続く昨今。夏の冷房シーズンを迎える前に、冬に使ったエアコンのメンテナンスを。
2021/03/22 04:00
■エアフィルター掃除のポイントを解説
まず、空気中のホコリが室内機の内部に入らないようにするための部品であるエアフィルター。冬は特に厚手の布団や衣服などの布製品が増える季節のため、空気中には比較的ホコリが多く舞っているのだとか。
エアフィルターを掃除する際は、掃除機でホコリを吸い取り、汚れが酷いときは台所用中性洗剤で洗えばOK。水洗いしたあとは軽く水気を拭き取り、十分に乾燥させてから取り付けないと雑菌が繁殖し、カビや不快なニオイの原因になるため、日陰でよく乾かすのもポイント。
1年間掃除しなかったことで電気代が約25%無駄になるという実験結果もあるため、しっかり掃除することが大切。なお、エアフィルターの自動お掃除機能が搭載されたエアコンは、ダストボックスのお手入れも忘れずに。
■熱交換器は専門業者へ
エアフィルターの奥にある熱交換器(薄いアルミの板がたくさん並んでいる部分)は、室内から吸い込んだ空気を温めたり冷やしたりする役割が。
この部分に汚れが溜まると、カビの発生やニオイの原因につながるほか、空気を十分に取り込めず、ファンの風量が低下して消費電力も高くなる。
しかし、熱交換器を自分で掃除しようとすると、アルミの板の部分が折れ曲がってしまったり、板自体が鋭く指を切ってしまう恐れがあるため、汚れが溜まっていたら専門業者に薬品洗浄を依頼することがおすすめ。
■忘れがちな室外機もしっかりと
そして最後に、屋外に設置されている室外機。冬じまいの季節は春一番などの強風によって、飛来物が室外機の裏側に入り込んでいることもあるため、背面に異物が挟まっていないかチェックするのも忘れずに。
そのまま放置しておくと、室外機への風の通りが妨げられ、エアコンの能力低下に繋がり、無駄な電気代が発生することも。異物が挟まっていた場合は必ず取り除こう。
暑い夏を快適に過ごすためにも、冬じまいのメンテナンスは大切。ぜひこの季節に自宅のエアコンをチェックしてみては。
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(文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)