松屋の新メニュー、味は最高だが値段に違和感 「10年前」と比較して確信に変わる
松屋の人気メニューがリニューアルして登場。味は文句なしなのだが、若干違和感が残る部分も…。
■過去のリニューアル前の価格を見て驚き
さらに思い返してみると、一つ前の「ネギたっぷりネギ塩豚肩ロース丼」も元を辿れば「ネギ塩豚カルビ丼」という名前のメニューのリニューアル版に当たるはずなのだ。
記者は元々こちらの「ネギ塩豚カルビ丼」が大好物であったため、気づいたら「ロース丼」に変わっていたのはなかなかにショックであった。
そこでこれらのメニューのリニューアル遍歴を辿ってみたところ、2011年9月に発売された「ネギ塩豚カルビ丼」はなんと並盛が350円(税込)であったことが判明。2012年に再販を果たした際は、並盛が380円(税込)とやや値上がりしている。
2015年にはネギの量が2倍となった「ネギたっぷりネギ塩豚カルビ丼」としてリニューアルを果たしており、こちらは並盛の価格が450円(税込)に。
そこから2019年の「ネギたっぷりネギ塩豚肩ロース丼」(並盛:500円)となり、今年発売の「厚切りネギ塩豚焼肉丼」(並盛:580円)と繋がっていくのが、松屋の「ネギ塩豚肉」メニューの系譜となるはずである。
肉の大きさや種類、ネギの量などが変わっているほか、「増税」なども背景にあると思うが、こうして見ると金額の変化に驚かされてしまう…。
■さらに「過去」の形態があった?
じつは今回「ネギ塩豚肉」メニューの歴史を探るに当たり、松屋フーズに詳しい話を聞いてみたのだが、なんと創業当初は「豚モモ肉」を使用していたことが判明。
「そこから豚肩ロース、豚バラ肉をいったり来たりしながら今回の厚切り豚肩ロースに至っております」とのことで、我々の予想以上に歴史の深いメニューであることも明らかになった。
果たして最新メニュー「厚切りネギ塩豚焼肉丼」の次は、どのような進化を遂げるのだろうか。
・合わせて読みたい→松屋、牛丼屋の仮面を脱ぎ捨て「いま一番お得な焼肉屋」へと変貌遂げる
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)