偶然にも動物病院に迷い込んだ重病の犬 獣医師らの善意に救われる
元気のない野良犬を見て胸を痛めた獣医師が、迷わず救いの手を差し伸べ命を救った。
重い病気を患い、まっすぐには歩けないほど状態が悪くなった野良犬。それでも力を振り絞りある建物に入ったことで運命が激変したことを、『LADbible』など海外メディアが報じている。
■病気の犬が迷い込んだ場所
つい先日のこと、ブラジルのある動物病院に、一匹の黒い犬がふらふらと迷い込んだ。犬はまっすぐには歩けないほど衰弱し、壁に沿うようにして少しだけ移動。そこにいた女性獣医師と職員をじっと見つめ、苦しみに耐えながらしっぽを振った。
それでもなかなか先には進めず、倒れるようにして座り込んだ犬を見て、獣医師は慌てて駆け寄った。
■救うことを決意した獣医師
犬の状態を確認するため、獣医師はその場で触診を開始。状態が極めて悪かったことから、すぐに病院の奥に連れて行き診察したという。
検査の結果、この犬はがんを患っていると判明。獣医師はただちに化学療法を施し、その効果もあってずいぶん元気になった。それでも飼い主がいない犬を通りに放つことはできず、獣医師は自宅で犬を休ませることに。出勤時は犬も連れていき、病院で世話をしているという。