17歳誕生日に富豪の父親がランボルギーニを贈り… 大事故で息子の人生崩壊

免許を取り立ての17歳息子。母親は強く抵抗したが、大富豪の父親はランボルギーニを贈った。

2021/03/15 09:30

スポーツカー・高級車
(welcomia/iStock/Getty Images Plus/画像はイメージです)

流通業界のビジネスで大成功を収め、ランボルギーニを複数台所有するようになった米国・ロサンゼルスの男性。大富豪の彼は、かなりの親バカでもあった。

一人息子を喜ばせるためにしたことが思わぬ結果を生んでしまい、米国のメディアはもとより、英国の『Mail Online』までが報じている。


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■初心者マークの息子に…

Amazonを顧客に持ち、2021年の資産は2億ドル超という流通会社『FJホールディングス』のCEOジェームズ・クリさん(46)さん。プライベートジェットを所有し、ビバリーヒルズに暮らす大富豪の彼は、地元でも有名なランボルギーニ・コレクターとして鳴らしてきた。

米国の少年少女はほとんどが16歳で運転免許を取得するが、ジェームズは最愛の息子ブレンダン・クリが昨年6月に17歳の誕生日を迎えると、ランボルギーニの超高価なスーパーSUV「ウルス」をプレゼントしていた。

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■派手なアウディに敵対心

だが先月17日、そのSUVで目抜き通りのサンセット・ブルバードを流していたブレンダンは、アウディの派手なスポーツカーと並ぶと敵対心を燃やし、ストリートレースを展開した。

「この車にライバルはいない。生意気な奴らには実力を見せつけてやれ」と常日頃から父に言われていたため、ブレンダンは思い切りアクセルを踏み込んだという。

しかしハンドル操作を誤り、車はほかの車に激突。弁護士を目指していたモニーク・ムノスさん(32)の命を、一瞬にして奪ってしまった。

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■父親の後ろ姿そのままに

その事故で自身も脳にダメージを受け、入院しているブレンダン。 17歳とはいえ、現在は危険運転過失致死罪に問うことが検討されている。場合によっては退院とともに身柄が拘置所に送られ、裁判で有罪判決が下れば刑務所に投獄される可能性があるという。

ロサンゼルス郡検事局は、アウディの運転手にも事情聴取を行うと同時に、クリ親子のSNSを隅々まで分析。

すでに多くが削除されたものの、そこには他のスポーツカーに出会う度に、ストリートレースを仕掛けるジェームズさんの様子が映し出されていた。父親のそんな姿が息子に与えた影響は、計り知れないという。


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■ブレンダンの実母は猛反対

ブレンダンの実母で、2008年にジェームズさんと離婚したクリスティンさん(53)は、メディアの取材に「昨年、ジェームズから『息子の誕生日にランボルギーニを贈りたい』と言われ、『それだけは絶対にやめて。ブレンダンにランボルギーニは危険。早すぎる』と断固反対した」と語っている。

金に物を言わせ、常に派手で強引。そんな元夫は、自分ではなく息子の人生を狂わせてしまった。クリスティンさんは「起こるべくして起こった事故。あまりにも無念で怒りを抑えられない」などと話している。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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