実の娘3人を次々と性的虐待 小児性愛障害の父親に33年の実刑判決
娘たちの尊厳を踏みにじり、心身に深刻なダメージを与えた男。ようやく逮捕されはしたものの、娘たちの心は癒えぬままだ。
大切に育てあげるべき娘たちを、次々と襲った50代の男。長いあいだ最低な行為を続けた男にようやく判決が下されたことを、『AsiaOne』などが報じている。
■悪夢のような日々
シンガポールで清掃員として働いていたある男(55)にとって、3人いる娘は性欲のはけ口だった。それぞれが11歳、12歳という年齢になるのを待って男は性的虐待を加えはじめ、長女と次女については性交を無理強いされたという。
2018年の夏には三女も体を触られだし、翌年12歳になる頃には「こっちに来い」と部屋に誘われるように。次女が襲われる姿を目撃したことがあった三女は泣いて拒否し、その翌日に友達数名に悩みを打ち明けた。
「先生に話しなよ」というアドバイスに従ったところ、教師がすぐに通報し、ようやく三姉妹は救われた。
■心の傷は大きく
何年も実の父親に虐待された結果、長女と次女はPTSD(心的外傷後ストレス障害)に苦しむようになった。次女は重いうつ病も患っており、今後はセラピーが必要だと現地メディアは報じている。
また父親も専門家による検査を受け、小児性愛障害と診断された。それゆえに再犯に及ぶ可能性がかなり高いと判明したことが、判決に影響を及ぼしたようだ。