7児の父が新型コロナ感染死 「母さんを頼む」と子供らに最後のメッセージ残し
死を意識した男性が一番心配だったのは、多くの子供をひとりで育てていく運命を背負った妻のことだった。
新型コロナウイルスに感染し入院した男性が、病床で動画を撮影。愛する家族に最後のメッセージを残し旅立ったことを、『People』など海外メディアが報じている。
■大家族の父が感染
米国・テキサス州で暮らしていたチャールズ・トーレスさん(35)には、妻と3人の実子、そして4人の継子がいた。大家族の父・チャールズさんは家庭を大事にし、とても子煩悩だったという。
そのチャールズさんが、1月に新型コロナウイルスに感染。同月15日に入院したときは家族も「きっと良くなる」と期待していたが、基礎疾患もあったせいか、病状は一気に悪化した。
■子供たちに残した動画
死亡する2週間前のこと、チャールズさんは息苦しさに耐えながら、自らの姿を撮影した。
横になったまま「君たちを愛しているんだ」「心から愛してる、すごくね」「ママのことを、どうか大事にしてあげて、大好きだよ」と声を振り絞ったチャールズさんは、最期の瞬間が迫っていることを十分に意識していたようだ。