プラスチック新法案で使い捨てスプーンが有料化? ネット上では賛否の声が
環境省が使い捨てスプーンやフォークの提供を制限することを盛り込んだプラスチック新法案をまとめた。ネット上では賛否の声が。
9日、環境省が使い捨てのスプーンやフォークの提供を制限することなどを盛り込んだプラスチック新法案をまとめた。有料化が検討されており、ネット上では賛否の声があがっている。
■使い捨てプラスチックの削減義務
この日閣議決定されたプラスチック新法案には、使い捨てプラスチックを大量に無償提供している事業者に対し、削減の義務を課すことが盛り込まれている。命令に違反した場合は、50万円以下の罰金が科されるそう。
この法案では、主にコンビニやホテルでのアメニティーの削減を想定しており、今後対象となる事業者や有料化を含む具体的な削減方法を示していく予定だ。
■西村博之氏は絶賛
小泉進次郎環境大臣は「これからは無料でスプーンが出てこなくなる。レジ袋有料化の発展版だ」としており、「コンビニでスプーンなどが有料化されれば、自分でスプーンを持ち歩く人が増えていく。こうしたことでライフスタイルを変化させていきたい」と説明していた。
今回のプラスチック新法案に対して、「2ちゃんねる」創設者の西村博之氏は、自身のツイッターで「小泉進次郎さんがいい仕事をしてます」とコメント。「プラスチックを減らす政策は、業界から嫌われたりする」とし、「仕事しない人ほど万人から好かれたりするんですが、小泉氏は嫌われても成果出すほうを選んだ様子」と分析している。
■ネット上では賛否の声
今回の報道を受け、ツイッター上では「環境のためを考えるなら少しずつ減らしていくべきだよね」「袋の次はスプーンか…どんどん変わっていくね」といったユーザーからの感想が寄せられた。
また「エコバッグはわかるけど、スプーンとフォークを持ち歩くのはおかしいと思う」「これに関してはやりすぎ感がある」「なんでも有料にするのはやめてくれ」など、使い捨てカラトリー類の有料化に対し、疑問の声もあがっている。
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(文/しらべぇ編集部・北田力也)