小池都知事、繁華街を取材するメディアに苦言 「さらなる人を呼び込む効果に…」
小池都知事が定例会見を実施。都民や医療従事者に感謝の気持ちを述べるも…
2021/03/05 16:45
■感謝の気持ちを述べる小池都知事
小池都知事は会見冒頭、緊急事態宣言発令から2ヶ月を振り返り、「ロックダウンや罰則がない中、ここまでやってきているというのは、皆さんの努力やご協力のおかげ、その一言に尽きます」と、都民や事業者、医療従事者に向けて感謝の気持ちを述べた。
その一方で繁華街の人出が戻っていることに触れ、「これまでの努力が水の泡にならないためにも、ここで気を緩めずに皆さんには原点に立ち戻っていただきたい」と警鐘を鳴らす。
■メディアの報道姿勢に苦言
緊急事態宣言中の今、報道番組だけでなくワイドショーなどでもよく報じられる繁華街での人出問題。
そんなメディアの報道姿勢について小池都知事は、「『これだけたくさん人が出ていますよ』という報道がさらなる人を呼び込む効果につながることもあります」「コロナ対策をより有効にしていくということでも色んな工夫もしていただきたい」と苦言を呈した。
■感染対策については「原点に立ち戻る」
1都3県(東京、埼玉、千葉、神奈川)における緊急事態宣言の2週間延長については、「もう一度皆さんと改めて、『感染しない・させない』この意識を共有して原点に立ち戻りながら、ただの延長戦ではないということで改めて対応していきたい」と力強く語る小池都知事。
緊急事態宣言延長についての詳細は、議会との手続きや1都3県のテレビ会議を終えてから、別途記者会見を行う予定となっている。
・合わせて読みたい→志らく、「うちの中でもマスク」に疑問 専門家は「できるわけない」
(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部)