「日本中のレーベルから連絡が…」 若きアーティスト・SASUKEの溢れ出す遊び心
今巷で話題の17歳の天才アーティスト・SASUKEにインタビュー。楽曲制作における話を聞いてきた。
■ダンスの実力も折り紙付き
音楽のセンスにフィーチャーされがちだが、じつはダンスの才能も相当だというSASUKE。実際に、10歳の時にはアメリカの超有名クラブ「アポロ・シアター」で開催された『アマチュアナイト』に参加し、日本人最年少で優勝を果たす。
SASUKE:ずっと音楽がかかっている家だったので、自然と2歳の頃から踊り出したみたいです(笑)途中からダンスのDVDを買ってくれたり、ダンススタジオに通わせてくれたりしましたが、興味を持ったのは偶然ですね。
———『フロムニューエイジア ツアー2019』で披露した「J-POPは終わらない」 では、途中でガッツリダンスをする演出がありましたが、通常のアーティストにはないスタイルで最高でした。
SASUKE:ありがとうございます! あれ、僕が2歳の頃からずっと憧れだったダンスユニット「Hilty & Bosch」さんがゲストで出てくださって、3人で踊っているんです。じつは「J-POPは終わらない」 のMVにも出演してくださっているんですよ。
■デビューのきっかけは1本の動画
そんな彼は2018年12月に「インフルエンザー」を引っさげメジャーデビュー。当時15歳と早いデビューだが、そのきっかけも“今風”だ。
SASUKE:デビューのきっかけは、東京に行った際に偶然機材を持っていたので「暇だから路上ライブでもやってみようかな〜」とやったら、その時の映像が拡散されたことですね。
「インスタグラムにアップするためのいい動画が撮れればいいな」という感覚だったので、その後インタビューの声がかかったり、日本のほとんどの音楽レーベルから連絡がきたりして驚きました(笑)
———やはり持ってますね(笑)ちなみに、メジャーデビュー以降、自分の楽曲制作のスタイルに変化はありますか?
SASUKE:レーベルに入ってからは「本気でポップスをやろう」と思うようになりました。というのも、今まではサンプリングでHIP HOPとかクラブミュージック…リズムも4つ打ちで〜みたいなことばかりやっていたので。
———なるほど、いい意味で「いろいろな人に刺さる楽曲」を意識したわけですね。
SASUKE:そうです、そうです! なので、J-POPを聴いてみたりと研究を始めました。