家族の経済支援を当てにした未亡人 妊婦の腹から赤ちゃんを奪う凶悪犯罪に走る
ずっとお金をもらい続けたい。そう考えた女が、ある妊婦から赤ちゃんを奪うことを思いついた。
■DNA検査で真実が明らかに
「赤ちゃんを産んだ」と言い張るものの、明らかに産後の状態ではなかったモスケラ容疑者。「これは怪しい」と感じた医師らが通報したため警察が急行し、さっそくモスケラ容疑者に事情を聞くことにしたという。
嘘をつき通せなくなったモスケラ容疑者が「実の子じゃない」と認めたことから、赤ちゃんはDNA検査を受けることに。その結果、「妊娠中の妻が外出したまま帰ってこない」と通報していた男性の子であることが判明した。
■赤ちゃんを望んだ理由
いったんは自宅に帰されたモスケラ容疑者だが、その後に逃走。殺害と遺体遺棄に関わった男は逮捕され、殺害された女性の遺体は2月15日に発見された。
モスケラ容疑者は夫に先立たれ未亡人になったが、夫の親族に「妊娠しているの」と嘘をつき、経済的に支援してもらっていたという。「赤ちゃんを産んだことにすれば援助は続く」と考え、妊婦を狙い赤ちゃんを奪ったとみられている。
あまりにも悲しいかたちで赤ちゃんと対面した男性の嘆きと怒りは、想像に難くない。モスケラ容疑者が男や妊婦とどのような関係だったのか、男と金銭の授受はあったのかなど、詳細はまだ分かっていない。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)