いたずら好きな4歳児の膝を叩き指導 体罰と見なされた体育教師が失業
行儀が悪く、暴力的だったある子供。そこで教師が膝を叩いて注意した結果、仕事を失うはめになってしまった。
態度がやけに悪く、教師を蹴り上げるなどして困らせた4歳の男の子。そこで厳しく指導した教師が仕事を失う結果になったことを、『Metro』などが報じている。
■蹴られた教師の反応
2018年春のこと、英国で暮らす体育教師(56)が、サッカークラブの指導にあたっていた。そのとき、4歳の男の子が現場に貼ってあったメモを剥がすなど、いたずらを開始。「やめないか」と注意した教師に逆ギレし、蹴って困らせたという。
そこで教師は「また蹴ったら叩くからな」と話し、男の子の膝を手で二度打った。これが原因で裁判沙汰になったうえに、2019年には有罪判決を下され、教師は裁判費用の支払いなどを命じられたのだった。
■保護者らは教師を擁護
「暴力に該当する行為ではなかったのです」と主張した教師を、多くの保護者と子供たちは擁護。「彼は立派な先生です」という手紙を当局に送ったほか、「裁判費用にあててほしい」と資金集めにも奔走した。
しかし、この教師は2016年にもある子供の喉元を指ではじいたことがあったため、当局は「子供の扱いかたが悪化している」と判断。教師本人や多くの保護者が想像していた以上に、厳しい決定を下した。