誘拐事件をでっち上げたお騒がせ男 「仕事サボりたかった」とあきれた供述
仕事を休みたい。そう考えた男があまりにも愚かな嘘をつき、警察をも巻き込む大騒動を巻き起こした。
働いてお金を稼ぐのは、決して楽なことではない。そのストレスに負けた男が「休みたい」と考え、驚くべき行動に及んだことを、『New York Post』などが報じた。
■誘拐事件発生?
2月10日午後5時25分頃のこと、米国・アリゾナ州で暮らす男(19)が、悲惨な姿で発見された。
両手はベルトで縛り上げられ、口の中にはバンダナが突っ込まれた状態。「男性が事件に巻き込まれたようだ」という通報を受け、駆けつけた警官が男を発見・保護し、何が起きたのかを詳しく調べることにした。
■男の説明に基づき捜査開始
男は警察に、「マスクをかぶった男2人に誘拐されたのです」「頭を殴られて気を失いました」などと説明。「その後に車で連れ回され、通りに捨てられたんです」とも話したことから、警察は誘拐事件とみて捜査を開始することにした。
まずは町中に設置された監視カメラの映像を確認したが、男の主張を裏付ける映像はまったく残っていなかった。警察が「この男は嘘をついている」という結論に達するのに、長い時間はかからなかったという。