「シェルターには行けない」と泣いたホームレスの女性 切ない理由に支援の手も
「私なら大丈夫」。警官らにそう話した女性には、シェルターには行けない理由があった。
■女性の決意と救いの手
女性は親身になってくれた警官の説得に応じ、一晩だけシェルターで過ごしたが、翌日には犬の世話をするために通りに戻ったという。
犬を捨てることができず、ホームレス生活を選んだ女性を助けたい。そう考えた人たちの一部は飲み水や毛布、靴下などを届けた。あるひとりはSNSを更新し、「困っている人にはどうか手を差しのべて」と書き込んで、支援を呼びかけている。
■ペットを捨てた経験がある人は…
ペットを飼い始めたものの、結局は世話が困難になり、悲しい決断を下す人たちもいる。しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女2,168名を対象に調査した結果、全体の11.9%が「飼っていたペットを捨てたことがある」と回答した。
この女性は貧しく自立も困難な中、行き場を失った犬の世話を続行。自分だけが屋根のある場所に行くことを拒んだが、その後にわずかな支払いで動物も連れて行けるシェルターを見つけ、そこに移ったという。
今の夢はずっと暮らせる場所を見つけること、そしてより多くの犬を救うことだという。どういう理由でホームレスになったにせよ、女性が「犬の世話を続けてみせる」という責任感を失わなかったことは、事実のようだ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
対象:全国10代~60代男女2,168名 (有効回答数)