「シェルターには行けない」と泣いたホームレスの女性 切ない理由に支援の手も
「私なら大丈夫」。警官らにそう話した女性には、シェルターには行けない理由があった。
何年もホームレス生活を続け、ゴミ袋の中で寝る暮らしに耐えていた女性。彼女がシェルターに移ることを拒絶した理由を、『The Daily Star』などが報じている。
■ホームレス生活8年の女性
メキシコのティフアナで、65歳のホームレスの女性が話題になった。女性は住む場所を失い、仕方なく通りで暮らすように。そのうちやはり行き場を失った犬を保護するようになり、6匹にまで増えた犬と、ゴミ袋の中で風雨をしのぐ生活を続けた。
そのような暮らしが8年も続き、現地の警察はようやく女性を救おうと動き始めた。
■犬を捨てられず号泣
「シェルターに移りましょう」。女性に接触した警官はそう勧めたが、女性は頑なに拒否。「私は行きたくありません」「行く必要もないのです」「私なら大丈夫」と主張し、提案を受け入れようとはしなかった。
シェルターに行くことは、一緒に連れては行けない犬を見捨てて置き去りにすること。それがどうしてもできない女性は、ついにむせび泣き始めたという。