ネットで物議呼んだ居酒屋の「感染症対策料」徴収問題、急遽19日で終了へ
居酒屋で酒を楽しんだ後、レシートを見ると「感染症対策料」なる謎の費用を徴収されているケースが発生している。
モンテローザが運営する居酒屋「目利きの銀次」「横濱魚萬」「濱焼北海道魚萬」の3ブランド約200店舗で5日から導入していた「感染症対策料」の徴収が、19日をもって終了することがわかった。
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■ツイッターでの報告が契機に
一連の状況をまず振り返る。今月中旬、「なにこの感染症対策料?!」という驚きの言葉とともに、会計後のレシート画像がツイッター上に投稿された。
そこには「お通し料金」などとは別に「感染症対策料 2個60円」(1人30円)なる追加料金が記載されており、投稿者は「誰からも言われてないしメニューにもないしホームページにもない」と憤りを見せていた。
モンテローザグループHP、「目利きの銀次」HPなどに「感染症対策料」関連の表記はこの時点でない。
実際に店舗に行ってみると、入口付近にPOPで「感染症対策特別料金について」という注意文があり、詳細について「衛生消耗品購入等の感染症対策費としておひとり様30円(税込)徴収させていただきます。※20歳未満、サービスメニューおよびお食事のみご利用のお客様は対象外」との記載はあったが、店頭でこれを見落としてしまうと料金徴収については認識できない形だった。
■ネットでは賛否
POPの内容を要約すると「酒を伴う居酒屋利用の場合」が対象になるようだが、テーブルに着いてからの説明などは一切なく、やや不親切にも感じる。
この投稿を契機に、ネット上では様々な議論が飛び交う状況になっており、「おかしいだろ」「居酒屋に行くと感染症対策料を取られるのか」「徴収していいの?」「これはどうなんですかね」という否定的な声が上がる一方、「仕方ないと思うけど」「30円くらいいいだろ」「まぁ気持ちはわかる」と容認する声も多くあり、まさに賛否両論を呼んでいる状態だ。