山手線唯一の踏切で人身事故発生 詳細をJR東日本に聞いた

JR山手線の開かずの踏切で人身事故発生。約1万6千人に影響が及んだ。

2021/02/16 11:15

■国交省が改良工事箇所に指定

2017年に国土交通省は、第二中里踏切について「長時間の遮断が続いている」などとして、改良工事を行うべき全国1000か所の踏切の一つに指定。

それ以来、北区とJR東日本は改良の協議を重ねてきた。その後区は2019年に、費用約17億円をかけてエレベーター付きの歩道橋を区道に整備する案を区議会に示すなどしていたが、昨年11月上旬に事態が急展開。


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■近くに陸橋を整備予定

東京都によると、都が第二中里踏切の北東約200メートルにある場所で、都市計画道路の建設に着手することを決めたことで、山手線などの線路上を陸橋が通り、そこに歩道も整備される見通しとなった。

踏切の利用者が減少することを見込んだ区は踏切を廃止する方針を固め、JR東日本もこれを支持。ただ、この都市計画道路が実際に利用できるようになるには「10年ほどかかる」という。

JR東日本はしらべぇ編集部の取材に対して、「具体的な廃止時期については現在北区などと協議中のため、コメントを控える」と述べた。

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(取材・文/しらべぇ編集部・Sirabee編集部

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