科学オタク少年が実験で磁石玉54個を飲み込み… 6時間の大手術で命拾い

科学の世界に夢中になっていた少年が、「磁石を飲み込めば僕にも磁力が…?」という疑問を抱いた。

磁石玉

好奇心旺盛で夢見がちでもある子供は、大人には想像もできないことをしてしまうことがある。英国で暮らすある少年は磁石に興味を抱き、驚くような実験を考え出した。それゆえに手術を受けるはめになったことを、『Metro』などが報じている。


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■少年が抱いた好奇心

英国グレーター・マンチェスターで暮らす少年(12)は、自閉症とADHD(注意欠如・多動症)はあるが好奇心が旺盛で、科学に夢中になっているという。

同少年が、大量の磁石玉を手に入れすっかり魅了された。そしてそれを使って遊ぶうちに「これを飲んだら僕のお腹にも金属がくっつくのかな」「ウンチと一緒に出てくるとき、磁石はどんな形になっているんだろう」と考え始め、その答えを確かめたいと思うようになった。

そこで少年は、1月1日と同月4日に磁石の玉を大量に飲み込み、結果を確認してみることにした。

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■排泄されなかった磁石

しかし何日たっても磁石は排泄されず、少年は心配でたまらなくなったという。そこである日の午前2時頃に母親を起こし、「実は磁石を飲んじゃったんだ」「わざとじゃないよ」などと伝え、その後に病院に向かった。

レントゲン検査の結果、胃や腸に磁石が大量に残っていることが明らかに。すぐに手術で取り除くことになったが、全てを除去するのに約6時間もかかった。少年の担当医も大量の磁石に驚き、母親に「1日でも遅れていたら、息子さんは死んでいましたよ」と話したという。

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■「磁石は駄目だわ」と母親