低気圧が急発達、暴風・大雨・大雪・高潮に警戒を 気象予報士が解説

週明け月曜から火曜にかけて低気圧が発達。東日本には大きな影響を与える可能性も。気象予報士・千種ゆり子さんが解説。

2021/02/14 20:30

■北海道は暴風+大雪でホワイトアウトの恐れも

天気図

北海道では15(月)から16(火)にかけて、最も危険な状態になります。 荒天をもたらす低気圧が北海道付近で発達のピークを迎えるためで、瞬間的に40メートル前後と台風並みの暴風が吹き荒れます。

北海道沿岸部では「雨」の所もありますので、雪解け・融雪による水害にも注意が必要です。一方で内陸・山沿い中心に雪になるところが多く、暴風によるホワイトアウトの恐れがあります。


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■道東は火曜朝の高潮に警戒を

天気図

さらに、根室・網走など中心に、「高潮」にも警戒が必要です。 16(火)午前9時には低気圧の中心気圧が948hPaまで下がります。北海道付近で台風並み、もしくは台風以上に発達する予想です。 満潮時刻と低気圧の接近が重なる16(火)の明け方、高潮に警戒してください。

今回、風向き的に危ないのは、花咲、根室、羅臼、網走、紋別方面と思われます。 高潮は台風に伴って起こることが多い気象災害です。3年前に台風の影響で関空が水没したことがありましたが、あれがまさに高潮の典型例です。

北海道では15(月)午後から16(火)にかけて、不要不急の外出は控えるようにお願いします。

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(取材・文/気象予報士・千種ゆり子

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