いじめ動画を見たネットユーザーが加害者を特定し報復に走る 「絶対に許さん!」
いじめ動画を見て「これはひどい!」と考えた人たちのうち、一部が復讐を実行した。
■ネットユーザーが復讐代行
警察が速やかに動き対処したものの、ネットで動画を見た人たちの怒りはすさまじかった。うち一部は女子高生に代わって復讐を決め、加害者のひとりである19歳の男を特定。2月7日に地元の墓地に連れ出し、野球バットなどで殴りつけ手の骨を折った。
警察の捜査で、加害者を襲った容疑者16名を断定。うちひとりは加害者の知人だというが、襲撃については否認している。
これとは別に、6人のネットユーザーらが同加害者の家に行き、生卵をぶつける事件も発生した。そちらも警察に事情をきかれ、「いじめ被害者のために仕返ししてあげたかった」と話したという。
■約4割がいじめられた経験あり
しらべぇ編集部が全国10〜60代の男女1,789名を対象に調査した結果、全体の43.2%が「過去にいじめられた経験がある」と回答した。
いじめ被害者がこれだけ多いにもかかわらず、すべての加害者が処分を受けるとは限らない。それもあってか一部のネットユーザーが過激な報復に走り、彼らもまた加害者の立場になってしまった。
いじめられたら、まずは学校や保護者、必要であれば警察に相談する。第三者は報復に走らず、的確な情報提供などにより解決に貢献するほうが建設的だ。
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(文/しらべぇ編集部・マローン 小原)
対象:全国20代~60代の男女1,789名(有効回答数)