全豪オープンテニス前の隔離に抗議したジョコビッチ インタビューで嫌味な質問も

新型コロナウイルスのワクチン未接種のまま世界各地に遠征し、試合に出場するスポーツ選手たち。どんな人気選手でも「特例」は許されない。

■「それ、どういう意味ですか」

試合直後にコートで行われたインタビューで、女性インタビュアーはジョコビッチ選手に「隔離が続いたここまでの日々、さぞかしイライラし、不満が溜まったことでしょう」と嫌味たっぷりの質問を投げかけた。

熱狂的なファンからブーイングが沸き起こり、ジョコビッチ選手も「それ、どういう意味ですか」と一旦は憮然とした表情を浮かべた。しかし気を取り直したのか、「待って、待って。まぁ、皆さん落ち着いて」とブーイングを制止。

「自分にとってオーストラリアのコートは最高にハッピーな場所。ここに戻って来られて大変嬉しいです」と無難な答えでかわしたことを、『7News』や『Yahoo Sport Australia』などが伝えている。


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■波乱含みの開催

この全豪オープンテニスの開催は、何かと波乱を含んでいた。たとえばロジャー・フェデラー選手は、妻が「帯同の家族も2週間ホテルの部屋から出てはならない」という隔離措置に反対したため、欠場したと考えられている。

また、滞在場所に選ばれたホテル「ザ・ウェスティン・メルボルン」では、上層階のマンション部分に暮らす住民やオーナーが猛反発。その後、異なる超有名ホテルに変更となったが、名前は公表されないと報じられた。

メルボルンの人々の間でも、ワクチン未接種の人々が海外から大勢やって来ること、会場に観客を入れることを理由に、また感染が拡大するのではと不安が広がっているという。

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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ

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