トミカの鬼滅コラボ、明らかに1台だけゴツい じつは原作愛あふれる理由があった
ジャンルの垣根を越えた様々なコラボを実現してきた『鬼滅の刃』が、今回はトミカとコラボ。その内容を受けて驚くファンも少なくない。
■カナヲのモデルだけ…デカくね?
また「カナヲのトミカだけ明らかにデカすぎる」という意見も少なくない。確かに5台のトミカが並んだ写真を見ると、カナヲモデルだけ車高が大きいのは一目瞭然。
これが作中でも巨漢として描かれている悲鳴嶼行冥(ひめじま・ぎょうめい)や宇髄天元(うずい・てんげん)のモデルならば納得いくのだが、カナヲはか細い少女剣士のため、車種のチョイスに違和感を覚えたファンが多いのだろう。
そこで今回記者は、全国の『鬼滅』ファンを代表してタカラトミー・広報に取材を敢行。すると、原作愛あふれる事実が明らかになった。
■これは期待しかない…
まずは「同期の中で玄弥だけハブかれている問題」について遺憾の意を示すと、担当者は何とも歯痒そうな表情に。
すると「この度発表した商品は『鬼滅の刃トミカvol.1』となります」と、数字について強調。続けて「今後の展開にもご注目頂けますと幸いです」と、大人の事情を感じさせつつも、むしろ今後の展開に「期待しか見出せない」回答が返ってきた。
ちなみにファンの中には、トミカに名前が激似のキャラ・冨岡義勇(とみおか・ぎゆう)モデルの参入を望む声も少なくない。
続いて「カナヲのトミカだけデカすぎる問題」について触れてみたところ、「パッケージのサイズは5台全て同じになっております」と前置きした上で、「しかしカナヲのクルマが、他の車種に比べて背が高くなることは事実として間違いありません」という回答が。
じつはトミカの「パッケージの横幅サイズ」(78mm)は誕生以来変わっておらず、担当者は「箱に入るサイズ(子供の手のひらサイズ)に縮尺するため、車によってスケールが異なります」「実際の車をそのままスケールモデルにするのではなく、独特のデフォルメをほどこし、限りなく本物に見えるようにデザインしています」とサイズ比や縮尺について説明してくれた。
またカナヲは作中にて「花の呼吸」と呼ばれる全集中の呼吸を駆使して鬼と戦うこともあり、今回のコラボでは「花屋の移動販売車」をモチーフとし、車種が決定されたようだ。
・合わせて読みたい→『鬼滅の刃』ビジネス業界でも大人気 重役風男性に人気のキャラは意外にも…
(取材・文/しらべぇ編集部・秋山 はじめ)