弁護士が刑務所でこっそり猥褻動画を制作 女性受刑者と自身の絡みを…
正義感と使命感で働いている法曹界の人々は、この事件にどれほど腹を立てていることだろう。
米国・フロリダ州のタンパ市で今、とんでもない職権乱用の末に、弁護士資格を剥奪された男の話題が拡散中だ。性的な魅力がある女の受刑者に対し、男の欲望をむき出しにしていたことを、地元メディアの『Tampa Bay New』などが報じている。
■25歳の女の被告に迫る
事件を起こしたのは、フロリダ州のピネラス郡やヒルズボロ郡で、弁護士として活動していたアンドリュー・スパーク(58)。2017年秋、刑務所を舞台に犯行を開始した。
シャウナ・ボセリという女の被告(当時25歳)が有罪判決で投獄されたことを知ったスパークは、弁護を担当するわけでもないのに接見を希望。すんなりと許可されたという。
■甚だしい職権乱用
ボセリは、7歳の女の子と2人でみだらな行為を働く児童ポルノを制作し、夫とともに起訴されていた。
スパークは以前、あるポルノ・イベントで彼女に出会っており、互いに面識があったという。ボセリの出演する動画を見て、彼女の魅力にとりつかれていたスパークは、やがて獄中で彼女に関係を迫るようになった。
職権乱用が甚だしいスパークの卑劣な行為は、接見後にズボンのファスナーを上げ忘れたことがきっかけで発覚。2019年2月、スパークには保護観察5年の処分が下ったが、売春規制法違反という軽い扱いだった。
■動画『刑務所の女の子たち』
ところが先月、ボセリ以外にも被害者がいることが発覚した。
『刑務所の女の子たち』なるタイトルの動画を制作していたスパークは、2017年10月、ヒルズボロ郡の刑務所にいるアントワネット・ローズという女性受刑者に、「報酬は前払いする。オーラルセックスを撮影させてほしい」と持ち掛けていたのだった。
今度こそ永久に弁護士としての資格をはく奪されたスパークだが、最初の処分自体が甘すぎる、弁護人でもないのになぜ簡単に接見を許可するのかなど、批判の声は多いようだ。
■高齢者2割が弁護士を頼りに
万が一トラブルに巻き込まれた際には、頼りにしたい弁護士。しらべぇ編集部が全国10~60代の男女1,653名を対象に調査したところ、「弁護士を雇ったことがある」と答えたのは全体の11.4%だった。
仕事柄か男性のトップは50代の19.2%で、熟年離婚での財産分割トラブルということか、女性のトップは60代だった。
今どきは、いきなり個人の弁護士に相談せず、ウェブサイトや電話で無料相談からスタートするケースが多い。日本司法支援センターの「法テラス」などは特に有名だ。
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(文/しらべぇ編集部・浅野 ナオミ)
対象:全国10代~60代の男女1,653名 (有効回答数)