冠婚葬祭の「冠」は何を指す? 奈良時代にさかのぼる起源をチコちゃんが解説
『チコちゃんに叱られる』で冠婚葬祭の「冠」について説明。その起源は奈良時代まで遡る。
5日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「冠婚葬祭の冠ってなに」が話題となっている。
■「成人式」
チコちゃんの気になる回答は、「成人式」という。冠と成人は、今の日本ではあまり結びつかないがどういうことなのだろうか。
冠婚葬祭は、人が生まれてから亡くなるまでの祭事のことで、「冠」は成人式、「婚」は結婚式、「葬」は葬式、「祭」は祖先祭祀(法事)のことを指す。
■冠の起源は平安時代
遠い昔には、頭に冠をかぶることが1人前の証である時代があった。奈良時代以降、数え年で12歳から16歳の男子が大人になる際に冠を被る儀式が行われていた。
それが時代を経て成人式となった。ちなみに、成人の年齢が20歳になったのは、明治9年で平均寿命がのびたことが理由と言われている。現在の「冠」は成人式を指すということで間違いなさそうだ。