冠婚葬祭の「冠」は何を指す? 奈良時代にさかのぼる起源をチコちゃんが解説

『チコちゃんに叱られる』で冠婚葬祭の「冠」について説明。その起源は奈良時代まで遡る。

2021/02/06 07:30

チコちゃん

5日に放送された『チコちゃんに叱られる!!』(NHK)で扱われたテーマのひとつ、「冠婚葬祭の冠ってなに」が話題となっている。


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■「成人式」

チコちゃんの気になる回答は、「成人式」という。冠と成人は、今の日本ではあまり結びつかないがどういうことなのだろうか。

冠婚葬祭は、人が生まれてから亡くなるまでの祭事のことで、「冠」は成人式、「婚」は結婚式、「葬」は葬式、「祭」は祖先祭祀(法事)のことを指す。

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■冠の起源は平安時代

遠い昔には、頭に冠をかぶることが1人前の証である時代があった。奈良時代以降、数え年で12歳から16歳の男子が大人になる際に冠を被る儀式が行われていた。

それが時代を経て成人式となった。ちなみに、成人の年齢が20歳になったのは、明治9年で平均寿命がのびたことが理由と言われている。現在の「冠」は成人式を指すということで間違いなさそうだ。

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■「むしろ祭のほうが知らなかった」