女性宮家の議論から10年 漫画家・小林よしのり氏が全く進展しない状況に苦言
2011年に出版された漫画の中でも「女性宮家」の必要性を訴えていた小林よしのり氏。しかし現実は…。
■菅政権はマスコミの奴隷
−−−菅政権全体ができて4ケ月になりますけど、どう評価してらっしゃいますか。
小林:いやあ、ひどいね。要するに権力そのものを失ってる状態。マスコミが第一権力になっちゃっている。それが端的に出ているのがコロナ対応だよね。
政権がマスコミの顔色を窺ってやる状態になってるから、最初は経済をなんとか救わなきゃと、GoToキャンペーンを進めてきた。それが、突然、くるっと180度、変わちゃって、緊急事態宣言の発出になった。もうマスコミの奴隷だよ。菅首相はなんも考えてない。もう全然だめ。
■世論の変化に期待も
−−−メディア・コントロールに菅首相は長けていたように思われていましたが、今はメディアを見て、右往左往している、と。
小林:そう。わしなんかは経済を優先しろといって、ずっと論陣を張っている。『ゴーマニズム宣言SPECIALコロナ論』を第2巻まで出した。この売れ行きによっては、世論やマスコミも変わりうるとわしは思っている。
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(取材・文/France10・及川健二)