綾野剛、この1年俳優として感じたことを告白 「共感が全てになるのは恐ろしい」

『ボクらの時代』に俳優の綾野剛が出演。ここ1年間で感じた表現へのこだわりを語った。

綾野剛

31日放送の『ボクらの時代』(フジテレビ系)に俳優の綾野剛が、藤井道人監督、ロックバンド「King Gnu(キングヌー)」の常田大希と共に出演。ここ1年間で感じた表現へのこだわりを語った。


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■「もう俳優は無理かも」

現在公開中の映画『ヤクザと家族 The Family』で主演、監督、主題歌担当という形でコラボした3人。綾野は、常田とは以前から親交があると言うと、常田は綾野の食へのこだわりの強さについて触れる。

綾野は5~7年ほど前、「もう俳優が無理かも」と思うほど精神的に追い詰められたときがあったという。

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■もやしに焼き肉のたれ

そのときは何を食べても「まったく味がしない」ぐらい疲弊しており「自分が摩耗している」と強い危機感に襲われていた。

「もう限界かも」という極限の状態のとき、ある人に食事に連れて行ってもらった綾野。そこで出された料理を食べると、モノクロームの景色に色が戻ってきたという。

「まっすぐ人が丹精を込めて作ったものってこんなに人の心を潤すんだ」と実感して以来、「うまいものを食べたい」という欲求が強くなったと振り返る。

しかし、売れる前はもやしで空腹をしのいでいたことも。「もやしに焼き肉のたれをかけて食べていましたね。ちょっと奮発してエノキ、さらに豚バラが追加されるまでには時間がかかりました」と笑う。

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